B-LIFEとは |
B-LIFEとは経済人の環境NGOです 「環境を考える経済人の会21」は、産業界を代表する経営者で結成している経済人の環境NGOです。地球の限界に直面してしまった今、一刻も早く環境負荷の少ない資源循環型社会に転換していかないと,持続可能な経済発展は不可能になってしまいます。そのためには、消費者,企業,行政など経済社会の構成員が、それぞれの立場から循環型社会づくりに立ち上がらなくてはなりません。その場合,経済活動の中心を占める企業が真っ先に変わる必要があります。とりわけヒト、モノ、カネに余裕のある大企業が先兵にならなければなりません。企業が変わるためには,企業トップが変わることが大切です。B-LIFEは、環境に関心を抱く経済人が自由意思で参加している非政府組織です。
環境NGOとの対話を目指します B-LIFEの目的は二つあります。ひとつは、環境NGOとの対話促進です。企業の目的は利潤の追求にあります。戦後企業は、企業益を求めて事業を拡大させることで、国民生活の向上に貢献してきました。しかし地球の限界に直面した21世紀には、地球益という視点が重要になってきます。地球益とは、地球の利益、つまり自然環境をこれ以上悪化させず、破壊から守っていくことを優先しようとする考え方です。多くの環境NGOやNPOの考え方,行動原理は、地球益を出発点にしています。これからの企業経営に当たっては、企業益の中に地球益を反映させていくことが大切であり、そのためには経済人が進んで環境NGOと対話し、学んでいく姿勢が必要です。
環境のために汗を流します 経済人の目的は、企業益の追求にありますが、地球の限界に直面した今、1年のうちの何日か,何時間かは環境のことを考え,環境のために汗を流すことが必要です。そうすることによって、環境問題が抱える多面的な問題を肌身で感じ、環境のために何ができるかを考え、経営の中に必要な対策を取り組んでいくきっかけになるからです。
活動の現状は・・・ 97年1月に発足後、環境NGO代表とのシンポジウム、環境NG0代表者をゲストに迎えての朝食会(毎月1回)、経済人自らが大学の教壇に立つ環境寄付講座の開設、一泊二日のシェルパ会議、日米欧環境派経済人・知識人会議の開催などの活動を展開しています。寄付講座の内容は、「地球環境と日本経済」(99年4月、岩波書店)として出版、今年の5月には、その英文版も出版されました。また、今年9月から、経済人による寄付講座が京都の立命館大学ではじまりました。講義内容の要約は、ホームページに掲載していく予定です。
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