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<講義内容> 1. 設立の経緯 (1)チャリティーショップとの出会い セカンド・ハンドは1994年に設立した団体で、チャリティーショップという取り組みを中心とした活動を行っている。チャリティーショップは、一般の方々から無料提供していただいた不用品を販売して、その収益を社会活動に利用するものである。発想の源は、英国旅行中のチャリティーショップとの出会いであった。 (2)契機としてのカンボジア体験 ユネスコ主催のカンボジアでの青年ワークキャンプに参加した際、事前勉強でポル・ポト時代の事実を知り衝撃を受けた。ワークキャンプでは、ポル・ポト時代に破壊された大学の建物を修復したが、本がないという問題があった。本を送るための資金源として英国のチャリティーショップのシステムを思い出し、地元の高松市で活動を始めた。 2.セカンド・ハンドの活動 (1)チャリティ・ショップ セカンド・ハンドは香川県高松市に本部を置いており、ボランティアの方々の協力で活動を支えている。倉庫の家賃や輸送費などの面で、様々な企業の協力も受けている。活動を進める上で気づいたのが、「出来ることを出来る人が、出来る範囲でして、それを少しずつ合わせれば何かできる」ということで、それが私達の原点になっている。 (2)カンボジアにおけるプロジェクト カンボジアでは主に学校建設や、職業訓練施設の支援を行っている。特にラチャナ・ハンディクラフトという現地団体に、香川県内で不用になった足踏みミシンを送り、その製品を定期的に輸入、販売している。他にも、プノンペン市医療プロジェクトの支援等もしてきた。 3.会場へのメッセージ 大事なのは再利用(reuse)より不用品の削減(reduce)なので、不用なものは買わないで下さい。その上で頂いたけど使わないというものを送ってもらいたい。できれば現金が助かる。また、よければボランティアとして手伝ってもらいたい。 最後に、途上国問題の根底には貧困や経済格差の問題があり、これらが社会の不安定や紛争を招く要因となっている。そのため貧困撲滅が地球規模の安全や平和につながる。ここにいるあなたが、世界を変える一人になって下さい。 <質疑応答> 松下教授のコメントでは、セカンド・ハンドの成功の背景には新田氏の企画力、コーディネーターとしての能力があったことが確認された。新田氏は、会場からの原材料に関する質問に対して、原材料生産の支援はしておらず、他国から輸入していると答えた。また進出中の日本企業には、現地の労働条件の改善を求めた。 (この講義録は当日の講義内容をもとに京都大学地球環境学舎で作成したものであり、講演者の確認を得たものではありません。)
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