
常盤橋から見た日本銀行本店(中央区日本橋本石町2−1−1)
明治政府は西南戦争(1877年)の勃発により、戦費調達のため、大量の不換政府紙幣、不換国立銀行紙幣を発行した結果、激しいインフレが起こった。インフレ対策に当たった大蔵卿、松方正義が中心になり、金融政策を一手に掌握する中央銀行として、1882年(明治15年)に日本銀行が創設された。
渋沢は松方正義の要請により、割引手形審査のために、割引委員に就任。手形の審査、リスク評価、承認などの業務を通して、日銀の信用供与の健全性の確保、金融システムの安定に寄与した。2025年2月撮影。
2025年7月10日記