未分類

渋沢栄一 歴史散歩⑥  渋沢新1万円札はここで印刷

 

 

画像1印刷局

〈1931年新設、新1万円札、5千円札、千円札などの紙幣を製造)

明治維新政府は、発足当時、国産の紙幣はなく、ドイツとアメリカに委託製造した紙幣を使っていました。当時の大蔵省は国産紙幣の製造を目指し、1871年(明治4年)に大蔵省紙幣司(戦後の大蔵省印刷局のルーツ)創設、75年に王子製紙の前身、「抄紙会社」の一角に紙幣製造工場(大蔵省紙幣寮)を設立、翌年操業を開始、1877年(明治10年)に国産第一号となる「国立銀行紙幣1円」が製造されました。この工場は王子工場と称せられ、現在も郵便切手や証券類の製造を担っています。

現在、新1万円札、5千円札、千円札などの紙幣は、王子工場ではなく、1931年(昭和6年)に王子滝野川町に新設した工場(現在の独立行政法人、国立印刷局東京工場)で製造しています。なお、国立印刷局東京工場では、工場見学を実施しています。見学日は原則、火曜日と木曜日です。問い合せ電話番号は以下の通りです。〈2025年6月7日記)

東京工場総務課 03-5567-1102

 

 

 

 

 

 

作成者: tadahiro mitsuhashi

三橋規宏 経済・環境ジャーナリスト 千葉商科大学名誉教授 1964年、日本経済新聞社入社。ロンドン支局長、日経ビジネス編集長、論説副主幹などを経て、2000年4月千葉商科大学政策情報学部教授。2010年4月から名誉教授、専門は経済学、環境経済学、環境経営学。主な著書に「新・日本経済入門」(編著、日本経済新聞出版社)、「グリーン・リカバリー」(同)、「環境経済入門4版」(日経文庫)「サステナビリティ経営」(講談社)、「環境再生と日本経済」(岩波新書)、「日本経済復活、最後のチャンス」(朝日新書)など多数。中央環境審議会委員、環境を考える経済人の会21(B-LIFE21)事務局長など歴任。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です