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渋沢栄一 歴史散歩⑤ 国産洋紙で最初に印刷された新聞社はどこ?

 

        中外物価新報   

         明治9年〈1876年〉12月2日,創刊 

  日本で最初に国産洋紙で印刷された新聞は、中外物価新報です。明治9年〈1876年)12月2日です。現在の日本経済新聞社のルーツです。

「国内の物価は全世界の物価の動きを反映して、日々変動する。既存の新聞の多くは政治や法律、外交に熱中し、実業の世界をなおざりにしている。日本人の手で世界の物価の動きを報ずる必要がある」(益田孝・三井物産創業者)

益田は盟友の渋沢に新聞発行を相談、当時の工部省(経済産業省のルーツ)も世界の物価動向を把握しており、同省の協力も受けました。渋沢は創業まもない王子製紙で中外物価新報の印刷を引き受けました。その後、国産洋紙にょる様々な新聞が発行されていきます。〈2025年6月1日記)

 

 

 

作成者: tadahiro mitsuhashi

三橋規宏 経済・環境ジャーナリスト 千葉商科大学名誉教授 1964年、日本経済新聞社入社。ロンドン支局長、日経ビジネス編集長、論説副主幹などを経て、2000年4月千葉商科大学政策情報学部教授。2010年4月から名誉教授、専門は経済学、環境経済学、環境経営学。主な著書に「新・日本経済入門」(編著、日本経済新聞出版社)、「グリーン・リカバリー」(同)、「環境経済入門4版」(日経文庫)「サステナビリティ経営」(講談社)、「環境再生と日本経済」(岩波新書)、「日本経済復活、最後のチャンス」(朝日新書)など多数。中央環境審議会委員、環境を考える経済人の会21(B-LIFE21)事務局長など歴任。

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