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澁沢栄一 歴史散歩 ③ 初代第一国立銀行の建物

画像第一国立銀行

明治5年〈1872年)初代第一国立銀行が設立され、翌年開業しました。当時、まだ西洋建設がほとんどない時代でした。建設を請け負った清水建設2代目の喜助は外国人技師の指導を受けず、独力で研究を重ね、和洋折衷の堂々とした洋館を完成させました。その外観の美しさは当時の錦絵にもなりました。

渋沢は喜助の技量、能力、人柄を高く評価し、支店や自宅の建設を喜助に依頼し、当時小企業だった清水建設の発展を助けました。

写真は現在のみずほ銀行兜町支店のある場所。日本橋川に面した南側側壁の展示物を撮影 (2024年3月20日)。

作成者: tadahiro mitsuhashi

三橋規宏 経済・環境ジャーナリスト 千葉商科大学名誉教授 1964年、日本経済新聞社入社。ロンドン支局長、日経ビジネス編集長、論説副主幹などを経て、2000年4月千葉商科大学政策情報学部教授。2010年4月から名誉教授、専門は経済学、環境経済学、環境経営学。主な著書に「新・日本経済入門」(編著、日本経済新聞出版社)、「グリーン・リカバリー」(同)、「環境経済入門4版」(日経文庫)「サステナビリティ経営」(講談社)、「環境再生と日本経済」(岩波新書)、「日本経済復活、最後のチャンス」(朝日新書)など多数。中央環境審議会委員、環境を考える経済人の会21(B-LIFE21)事務局長など歴任。

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